第二次世界大戦中に起こった日系人強制収容については知らない人が多いと思いますが、是非リトル東京にあるJANM (Japanese American National Museum)に行って勉強してみてください。とても考えさせられることがたくさんあります。
この日も慰霊祭には人種を問わず沢山の人が来ていました。2時間のメモリアルサービスは太鼓のパフォーマンスから始まり、色々な人のスピーチがありました。とある方のスピーチがもう本当に心に響いてうぅっと不覚にも涙が出そうになりました。本当に素晴らしいメモリアルサービスでした。
その後は慰霊塔での全宗派による祈念が行われました。
そして、当時のままを残した跡地や復興されたバラック小屋、記念館を見て回ります。残念ながらとにかく時間が足りなくて全てのバラックを見たり展示物を見ることがほとんど出来なかった;;;
この毎年一度のマンザナー慰霊祭、収容された日系人はもとより、今も尚、差別と戦うほかの人種も含めてのイベントでとても有意義だと思いました。また是非参加したい!とにかく、当たり前にみんなが漠然と頭で「差別は悪」であると分かっていることだと思います。が、本当にみんな一切差別をしていませんか?自分の頭に染み込んだ「○○人だから」や「○○出身でしょ?」など自分は違うと思っていても本当にしていませんか?
この慰霊祭にはMuslim系の子供たちも毎年来て参加します。これはアメリカではMuslim系に対する差別が9.11以降ひどくなったことから。
差別は絶対に絶対にいけないことです。今日はLA暴動から20年の日。差別がきっかけで起こった大暴動、20年経ってみてもあまり変わっていないんじゃないかという事件がいまだに後を絶たないけれど、もう一度自分自身にも問いかけるいい機会だと思います。
日本では差別がないという人もいるけど、私からしたら「?」という感じ。単一民族なだけにアメリカほど表立ってないけれど、というか表立たせてないけれどかなーりあると思います。差別は人種間だけでなく、男女であったり、年であったり、性的指向、身体的なものももちろん含みますよ。
とにかく!マンザナーは遠くて行けないという方も先述したJANMがリトル東京にあるので是非是非行ってみて下さい~!